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日々のモノづくりブログ

三ツ川佑士の学校では教えてくれないフジリュウの事

2017.07.03

ブログ

革の加工について

どうも、フジリュウの伝道師三ツ川です。

以前、漉き(スキ)を紹介しますと言ってはや半年以上、月日は早い物で日本語もカタコトだった息子がキリンをジュラァフとゆうではあーりませんか。
大変長らくお待たせ致しましたm(_ _)m

漉きというのは革の厚みを薄く削る(スライスする)加工の事で、パーツの部分部分を薄くする漉きと、革その物を薄くする漉き割りと二種類の加工がありますm(_ _)m
どちらも革を薄くする方法は同じで、魚を三枚におろす感じで革の断面に刃を入れて切っていきます。

こちらが漉き機
丸いお碗状の刃が回転して刃が入ります。
財布などパーツが多く組み立てられるものには必須です。溝漉き、斜め漉き、ベタ漉き等々様々な漉き方があり、この漉きによってその後の加工のしやすさが大きく変わり、仕上がりにも影響する重要な加工なんです。

 

こちらが漉き割り機(バンドマシン)
バンド(ベルト)状の刃が回転して刃が入ります。
こちらはフジリュウにある430mmまでの巾のものを、漉く小型のものです、裁断してからパーツごとに厚みを調整する事で革のロスも減らせます。革1枚を漉き割りする大型の機械は以前紹介した通りでフジリュウでは外注にて加工して頂いてます。

 

出張報告書その2

 

この漉き加工がないと革製品は作れないと言っても過言ではありません、全く同じ革でも、厚みが違えば出来上がる製品は別物になります、質感、風合い、全てにおいて、革の厚みが影響してきます。
どちらも専門の加工屋さんがあるくらい、奥の深〜い加工です。。。失礼しました、奥の浅い加工なんてありませんねm(_ _)m

次回
☆息子ヒポポタマァ〜スという
☆三ツ川フジリュウのミシンを語る

の2本。

この記事を書いたスタッフは…

三ツ川

見積もりからサンプル、本生産まですべて承ります。裁断・ミシン縫製もやっちゃいますよ!