社員ブログ

日々のモノづくりブログ

漉き加工の紹介

2022.12.09

ブログ

革の加工について

服飾資材について

 

営業の梅原です。

今回は漉き加工を紹介します。

 

革や人工皮革の断面に刃を入れてスライスし
厚みを調整する加工を 漉き と言います。

材料の漉きを行って、製品やその後の加工に適した厚みにします。

 

サイズの大きな材料は社外の漉き屋さんに加工をお願いしますが
一定サイズまでのものは社内で漉きを行います。

↓が社内の漉き加工の機械です。

 

この機械の内部で帯状の刃が輪になっていて、それが回転します。

その刃先に材料の断面を押し当てていき、

余計な厚みを切り落として狙った厚みにします。

↓帯状の刃が回転します。

 

では人工皮革を1.0ミリ厚に漉いてみます。

未加工時の厚みは1.7mmほど。

 

↓この断面に刃を入れていきます。

 

投入。

 

漉きあがり。

ウラの不織層の一部が切り落とされて

狙った1.0mm厚くらいになりました。

 

この漉き加工の後、抜き加工ほか

各種の加工に続いていきます。

 

以上、漉き加工の紹介でした。

同じ材料のパーツごとに異なる厚みにする場合や、

そもそも材料が少量の場合に

社内での漉き加工によって

より材料・時間のロスを減らしスムーズに加工が進行していきます。

 

この記事を書いたスタッフは…

梅原

今年から営業になりました